守備の連携の大切さ!他のポジションを経験してみよう

ソフトボールの守備において大切なことのひとつに連携があります。

 

いくら一人ひとりのレベルが高くても、内外野9人全員がまとまっていなければ、連携プレーのミスでピンチを広げてしまったり、イージフライを譲り合って進塁を許してしまうことにもなります。

守備の連携

 

特に試合中は相手の打球に集中するあまり、自分だけでは判断が難しいシチュエーションも多くあります。

 

 

例えば、ゲッツーは野球に比べて塁間が狭いので、ソフトボールはミスを犯しやすいので、野球以上に内野手の連携プレーが大事になります。

 

まずは、一塁走者を2塁で確実にアウトにし、その流れで、余裕があればアウトにするというのが基本になるでしょうが、打球によっては自分で判断が難しい場合もあります。

 

その為、練習の時から野手同士で、打者がボールを打ったら、誰が捕るべきか、どこに投げるのか全員で大きな声をかけあって指示する癖をつけておくと良いでしょう。

 

 

特に内野手はスピードが求められるので、バント処理など一刻も争うような時に、捕ってから走者の動きを見てから送球先を判断していては間に合わないことも多々あり、周りからの送球先の指示が重要になってきます。

 

また、フライなど自分が捕るべきだと判断したら大きな声とジェスチャーで他の野手にアピールすることも必要です。

 

そして、ポジションや打球によって動きはかわってきますので、他のポジションや動きを知っておくことで呼吸の合ったすばやい連携につながります。

 

 

なので、他のポジションを経験してみるのも良いかと思います。

 

サードしかやったことがない選手なら、ダブルプレーはベース上になげればいいだろう、という気持ちかもしれませんが、セカンドをやってみれば、ボールをこのへんにもらったほうがいいとか、高さもこのあたりのほうがファーストに投げやすいということがわかってくるからです。

 

その結果、いつものポジションを守っているときも他の野手がどんな動きをするのかもわかり、連携もよくなる筈です。

 

 

いずれにしても、ソフトボールの試合で勝つのは守備の上手いチーム。

 

これは北京オリンピック以来13年ぶりの金メダルに輝いたソフトジャパンを見ていてもあきらかです。

 

チャンスをものにする力負けしない打撃に加え、上野投手や守護神の後藤投手の好投はもちろん、点数がなかなか入らない試合が多い中、大会を通じてノーエラーの堅い守備があったからです。

 

 

コロナ渦や自国開催のプレッシャーがある中、今東京大会を通じて日本のソフトボールの守備は、まさしく世界一といっても良いかと思います。

 

私もコロナに負けないで、もっと頑張りたいと思います。

 

ちなみに、ソフトボール守備の基本や高度な技術を学ぶ上で一番良いのは、オリンピックの女子一流選手の守備動作を見てイメージを掴むことがとても大切なんだ。そう気づかされます。

 

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